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春の作文その1 

1、五日市街道


3月×日。晴れ。
スーパーのビニール袋を両手に持ち、無表情で闊歩する女。
年齢こそ20歳を越えているが女というより少女に近い風貌。
サラリーマン風の男2人が立ち話をしている隣を通り過ぎようとしている。


男  「じゃあ、いっちょがんばってきやっす」
男2 「おう、またな」


立ち話を終えて歩き出す男。
スーツの上に黒い薄手のコート、小ぶりのトランクをひいている。
女の少し前を同じペースでに歩く形になる。


男  「ンフ~♪それでも~♪」


ひとり歩き出す男、鼻歌というにしてははっきりと歌いだす。
女、おもむろに男の横に追いついて、男の顔をかなりの至近距離でまじまじと見る。
男、女の視線に気付く。
目があったまま、平行に闊歩しつづける2人。


男  「・・・?」

女  「何?」

男  「何って・・・」

わけがわからず、戸惑う男。


女  「だから何?」

男  「いきなりなんですか?!」

女  「だから何って」

男  「そっちこそ何ですか!」

女  「何の曲って!」

男  「・・・?!
    かぐや姫・・・。」

女  「あそう」


女、そのままのスピードで正面に歩き去る。
男、腑に落ちず―――。

2人の間隔がぐんぐんひろくなっていく画。


[ 2011/02/19 19:08 ] 未分類 | TB(0) | コメント(-)

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