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彼女はそれをしまわなかった 

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これは中学1年生の夏、宿泊訓練というイベントのとき。
普段はダサくてとても持てない公式リュック、通称サブバック。
荷物の多いこのときばかりは全員がサブバックを持つので
いちど背負っただけでおしゃれメーターに影響する、
なんてこともありませんでした。


体操着のシャツはズボンの中にしまわないと違反です。
八方美人で小心者だった当時の私はこのシャツを、
体育教師の前ではピーンとひとすじのしわもなくしまい、
気になる男子の前ではややたるませ、
強そうな女子の前ではかなりたるませていました。
痛んだ茶髪の彼女はそれを絶対にしまわなかった。


私の中学は今考えるとわりと山のほうにありました。
月に1度イノシシを見かけます。かなり、大きい。
よく見るのにいつもハッとする。フンも、大きい。
毎朝、通学路に危険ゾーンがあるのです。
ある朝わたしは、危険ゾーンに足を踏み入れてしまいました(!)


指定シューズは真っ白。純白の足もと。
どんなに細い1本のラインも許されません。
白く光るその足で危険ゾーンに足を踏み入れた。
朝の7時半すぎ、The 1日のはじまり。


そんな足で1日を過ごすことは、クラスでのコケンにかかわります。
思い悩んだ末、赤のラインが2本はいった体育館履きで過ごすことに。
とてもどきどきした。くしくも私は風紀委員。
廊下を歩くだけで、指名手配犯のような気持ちになった。


指名手配犯はついに女体育教師に捕まった。


「おい!お前靴はあ!」
「履いてきたんですけど、汚れて、履けないので・・・」

とびだせ!授業中に何度も練り直したスマートな言い訳!


「そんなん知らん!」
「!」



日頃の行いもできる限りの誠実な話し方も
スマートな言い訳も申し訳なさそうな眉毛も
弱そうなダサいツインテールも最終的な涙目も
そんなものは女体育教師に1ミリもつうじないのでした。




屈辱の外履きで走ってうちに帰ってブルーハーツを聴いた。






[ 2010/09/14 01:13 ] 未分類 | TB(0) | コメント(-)

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